通知 基本編
Forguncyのエクスポートコマンドを使って出力したファイルは、メールに添付して送信することができます。
ここでは、出力したCSVファイルをメールに添付して送信します。
プロジェクトファイル | B120_mail-sending_before.fgcp B120_mail-sending_after.fgcp(実装済みプロジェクトファイル) |
1.プロジェクトを確認する
サンプルプロジェクトを開いてテーブルやページの確認を行います。
手順1-1.テーブルの確認
プロジェクトには「受注テーブル」が存在します。
このテーブルは、メールに添付するCSVファイルのデータ元として使用します。
手順1-2.ページの確認
プロジェクトには「01_メール通知」と「02_メールにファイル添付」という2つのページが既に作成されています。
今回使用するのは02_メールにファイル添付ページです。
手順1-3.サーバーサイドコマンドの確認
今回は既に2つのサーバーサイドコマンドが実装されています。
この演習で使用するのは「02_メールにファイル添付」の方です。
2.メール送信コマンドの設定
サーバーサイドコマンドでメール送信を行うコマンドの設定を行います。
手順2-1.設定済みのコマンドを確認
ナビゲーションウィンドウのサーバーサイドコマンドから02_メールにファイルを添付をダブルクリックして開きます。
コマンドタブを開くと、既に変数の設定コマンドとCSVインポート/エクスポートコマンドが設定されているのが確認できます。
変数の設定コマンドでは、CSVファイルを出力するフォルダの場所を指定するための変数を作成する処理が実装されています。
CSVインポート/エクスポートコマンドでは、受注テーブルが保持しているデータをCSV形式でエクスポートする処理が実装されています。
手順2-2.メール送信コマンドの追加
コマンドタブのコマンド…ハイパーリンクからサーバーサイドコマンドの設定ウィンドウを開きます。
左上の新しいコマンドボタンを押下し、メール送信コマンドを追加します。
差出人・宛先の欄には任意のメールアドレスを入力します。
同様に、件名・本文の欄には任意の文言を入力します。
続けて詳細設定を表示…ハイパーリンクをクリックします。
「添付ファイル」に出力したファイルのパスと拡張子を下記のように設定します。
- =FilePath&”\”&”受注データ.csv”
3.ページからサーバーサイドコマンドを呼び出す
02_メールにファイルを添付ページに戻り、サーバーサイドコマンドを呼び出す処理を作成します。
手順3-1.ボタンにコマンドを追加
CSVファイルをメールに添付ボタンを選択した状態で右ペインの[セル型]タブからコマンド…ハイパーリンクをクリックします。
コマンドウィンドウが開くのでサーバーサイドコマンドの呼び出しコマンドを追加し、以下のように設定します。
サーバーサイドコマンド: | 02_メールにファイルを添付 |
リターンコードセル: | =N2 |
リターンメッセージセル: | (空欄) |
これで設定は完了です。
4.デバッグを実行
プロジェクトをデバッグ実行します。
手順4-1.デバッグを実行する
リボンの[ホーム]>[デバッグ]>[開始]ボタン、またはForguncy Builderの左上にある▶ボタンを押下してプロジェクトをデバッグ実行します。
作成したページがブラウザで表示されます。
CSVファイルをメールに添付ボタンをクリックすると、受注テーブルのデータがCSVファイルに出力され、宛先に設定したメールアドレスに添付ファイル付きの通知メールが送信されます。
5.Forguncyのコマンドについてもっと知る
Forguncyの開発スタートガイドやオンラインヘルプでは、今回使用したコマンドについてより詳しくご紹介しています。
こちらもぜひご活用ください。
>開発スタートガイド – 業務ロジックを実装する「コマンド」を知る