サーバーサイド 基本編
サーバーサイドの処理の起動方法には、Webアプリケーションからオンデマンドで呼び出す方法とスケジュールを設定し自動実行する2つの方法があります。
ここではForguncyで作成したWebアプリケーションからオンデマンドで処理を起動する方法を学びます。
処理が含まれないリターンコードのみを返すサーバーサイドコマンドを作成し、アプリケーション上のコマンドから呼び出します。
プロジェクトファイル (作成バージョン:8.0.5.0) | web-application_before.fgcp web-application_after.fgcp(実装済みプロジェクトファイル) |
1.プロジェクトを確認する
サンプルプロジェクトを開いてテーブルやページの確認を行います。
手順1-1.テーブルの確認
プロジェクトには案件テーブル、顧客マスター、実行日時記録の3つのテーブルが存在します。
手順1-2.ページの確認
プロジェクトには全部で3つのページがありますが、今回は01_アプリから起動ページを使用します。
ページ上にはサーバーサイドコマンドを実行するためのボタンと、実行結果のリターンコードを表示する用のセルが配置されています。
2.サーバーサイドコマンドを作成する
処理を実行するサーバーサイドコマンドを作成します。
今回は呼び出し方法の学習が主なので、コマンドの中身の作りこみは行いません。
手順2-1.サーバーサイドコマンドの作成
リボンの[作成]メニューから[サーバーサイドコマンド]を選択します。
サーバーサイドコマンドマネージャー(サーバーサイドコマンドの設定ウィンドウ)が開くので、「全般」タブの名前欄に「01_サーバーサイドコマンド」と入力します。
3.ページからサーバーサイドコマンドを呼び出す
ページ上のボタンをクリックした際にサーバーサイドコマンドを実行する処理を作成します。
手順3-1.ボタンにコマンドを設定
01_アプリから起動ページを開きます。
「サーバーサイドコマンドの起動」ボタンを選択し、右ペインのコマンドハイパーリンクからサーバーサイドコマンドの呼び出しコマンドを設定します。
サーバーサイドコマンドが正常に実行されたかを確認するため「リターンコードセル」にR1セルを指定します。
4.デバッグを実行
プロジェクトをデバッグ実行します。
手順4-1.デバッグを実行する
リボンの[ホーム]>[デバッグ]>[開始]ボタン、またはForguncy Builderの左上にある▶ボタンを押下してプロジェクトをデバッグ実行します。
作成したページがブラウザで表示されます。
「サーバーサイドコマンドの起動」ボタンをクリックします。
正常に実行されると、リターンコードセルに指定したセルに「0」が表示されます。
手順4-2.リターンコードで返される値の確認
サーバーサイドコマンドが正常に完了すると、リターンコードの値は「0」が返ります。
リターンコードの種類は以下の通りです。
リターンコード | 説明 |
0 | 正常に完了 |
401 | 権限不足により失敗 |
500 | 例外発生により失敗 |
処理結果に応じて任意のリターンコードを返したい場合はリターン(コマンドの終了)コマンドを使用します。
Forguncyのコマンドについてもっと知る
Forguncyの開発スタートガイドやオンラインヘルプでは、今回使用したコマンドについてより詳しくご紹介しています。
こちらもぜひご活用ください。
>開発スタートガイド – 業務ロジックを実装する「コマンド」を知る