制御 基本編
サーバーサイドの処理内で取得したデータベースの値や数式の結果などを1つ以上のコマンドで利用する場合、取得した値を変数に格納することができます。変数は設定したサーバーサイドコマンドまたはスケジュールタスクの処理内でのみ有効です。
ここでは変数にローカルフォルダを設定しCSVファイルを指定したパスに出力します。
プロジェクトファイル (作成バージョン:8.0.20.0) | B110_variable.fgcp |
1.プロジェクトを確認する
サンプルプロジェクトを開いてテーブルやページの確認を行います。
手順1-1.テーブルの確認
プロジェクトには2つのテーブルが存在しますが、今回は顧客マスターを使用します。
このテーブルは、エクスポートするCSVファイルのデータ元として使用します。
手順1-2.ページの確認
プロジェクトにはいくつかのページが用意されています。
今回使用するのは01_変数を使用ページです。
2.変数の作成
ナビゲーションウィンドウのサーバーサイドコマンドから「01_変数を使用」を開き編集します。
変数の設定コマンドを追加し変数「FilePath」を定義します。

3.CSVのエクスポート処理を作成
CSVインポート/エクスポートコマンドを追加し顧客マスターテーブルをCSVファイルにエクスポートします。
このとき出力先のパスには変数「FilePath」を使ったパスを設定します。

4.ページからサーバーサイドコマンドを呼び出す
01_変数を使用ページ上の「CSV出力」ボタンにサーバーサイドコマンドを呼び出すサーバーサイドコマンドの呼び出しコマンドで「01_変数を使用」コマンドを設定します。
サーバーサイドコマンドが正常に実行されたかを確認するため「リターンコードセル」にページ上のセルを指定します。

5.デバッグを実行
プロジェクトをデバッグ実行します。
手順5-1.デバッグを実行する
リボンの[ホーム]>[デバッグ]>[開始]ボタン、またはForguncy Builderの左上にある▶ボタンを押下してプロジェクトをデバッグ実行します。

作成したページがブラウザで表示されます。
「サーバーサイドコマンドの呼び出し」コマンドを設定した「CSV出力」ボタンをクリックします。
正常に実行されると、リターンコードセルに指定したセルに「0」が表示され、また、指定したフォルダ「c:\\fgc\export」にCSVファイルが出力されていることを確認できます。
CSVの出力先フォルダ
サーバーサイドの処理でCSVやExcelをエクスポートする場合、出力先のフォルダが実際に存在している必要があります。
Forguncyのコマンドについてもっと知る
Forguncyの開発スタートガイドやオンラインヘルプでは、今回使用したコマンドについてより詳しくご紹介しています。
こちらもぜひご活用ください。
>開発スタートガイド – 業務ロジックを実装する「コマンド」を知る