140‐01 ファイル操作| 基本編
プラグイン「ファイル操作コマンド」をインストールすると、サーバーサイドでファイルを管理することができるようになります。このプラグインではファイルの移動やコピーなど、ファイル操作に関する様々な処理を可能にするコマンドを提供しています。
ここでは、その一つである「ファイル名の変更」コマンドを使用してCSVファイルの名前変更を行います。
プラグインをインストールする
ファイル操作コマンドを使用するには、Forguncyにプラグインをインストールする必要があります。プラグインのインストール方法については、オンラインヘルプを参照してください。
今回ご紹介するファイルの名前変更処理では、「ファイル操作コマンド(OperateFiles)」のインストールが必要となります。
CSVファイルの準備
CSVファイル「F140-01.csv」を「C:\fgc」の中に配置します。

これで、このCSVファイルのフルパスは「C:\fgc\F140-01.csv」となりました。このパスは、サーバーサイドコマンドの作成時に必要となります。
サーバーサイドコマンドの作成
プロジェクトに戻り、リボンの「作成」メニューから「サーバーサイドコマンド」を選択します。
「サーバーサイドコマンドの設定」ウィンドウが開くので、新規にサーバーサイドコマンドを作成します。

パラメーターの設定
パラメータータブを開き、「新しいパラメーター」ボタンを押下して変更後のファイル名を格納するパラメーターを作成します。
- 「パラメーターの名前」を「新しいファイル名」に設定
- 「パラメーターの種類」で「基本型」を選択

処理コマンドの作成
コマンドタブを開き、「ファイル名の変更」コマンドを追加します。
名称変更を行う対象となるファイルのフルパスと、新しいファイル名を以下の通りに指定します。
- 「ファイルのパス」欄にCSVファイルのフルパスである「C:\fgc\F140-01.csv」を入力
- 「新しいファイル名」欄に作成済みのパラメーター「=新しいファイル名」を指定

OKボタンを押下してサーバーサイドコマンドを保存します。
サーバーサイドコマンドの呼び出し処理の作成
「ファイルの名称変更」ページを開き、「名称変更」ボタンを選択した状態で画面右側の「コマンド」ハイパーリンクをクリックします。

「新しいコマンド」ボタンを押下して「サーバーサイドコマンドの呼び出し」を追加し、以下のように設定します。
- 「サーバーサイドコマンド」欄で作成済みサーバーサイドコマンド「ファイル名の変更」を選択
- パラメーター「新しいファイル名」の値欄にテキストボックス型セルとなっている「=J2」を指定

結果確認用のページの確認
「ファイルの名称変更」ページを開きます。
ページには変更後の新しいファイル名となる「商品マスタ.csv」が入力されているテキストボックスと、コマンドを設定済みの「名称変更」ボタンが配置されています。

結果を確認
プロジェクトをデバッグ実行し動作を確認します。
「名称変更」ボタンを押下後、CSVファイルを保管している「C:\fgc」フォルダを開きます。
CSVファイルの名前が「F140-01.csv」から「商品マスタ.csv」に変更されていることが確認できます。