パラメーターに値を受け渡して処理を起動

サーバーサイド 基本編

サーバーサイドコマンドの実行に値を受け渡したい場合に使用するのがパラメーターです。

パラメーターを使用するとサーバーサイドコマンドをクライアントアプリケーションまたは別のサーバーサイドコマンドから起動する際に値を受け渡すことができます。

ここではページ上で入力した値をサーバーサイドコマンドの2つのパラメーターに受け渡し、その値を使って案件テーブルに案件データを追加します。

プロジェクトファイル
(作成バージョン:8.0.5.0)
B100_web-application_before.fgcp
B100_web-application_after.fgcp(実装済みプロジェクトファイル)

1.プロジェクトを確認する

サンプルプロジェクトを開いてテーブルやページの確認を行います。

手順1-1.テーブルの確認

プロジェクトには3つのテーブルが存在します。
このうち顧客マスターはデータの絞り込みに使い、案件テーブルは一覧表示用のデータを保持しています。

手順1-2.ページの確認

今回使用するのは03_パラメーターを渡して起動ページです。
ページには「顧客」を選択するコンボボックス、「案件内容」を入力するテキストボックス、案件作成のボタン、「案件テーブル」がデータ連結されたリストビューが配置してあります。

2.パラメーターの作成

プロジェクトを開き、リボンの[作成]メニューから「サーバーサイドコマンド」を選択し「サーバーサイドコマンドマネージャー」を表示します。
次に「03_パラメーターを渡して起動」を選択し編集します。
「パラメーター」タブを表示しパラメーターを2つ新規作成します。

3.パラメーターの値を使ったコマンド処理の作成

パラメーターの値を使ってテーブルにデータを追加します。
テーブルデータの更新コマンドを追加し、案件テーブルにパラメーターで受け取ったデータを追加する処理を作成します。

4.ページからサーバーサイドコマンドを呼び出す

「03_パラメーターを渡して起動」ページを開きます。
「案件作成」ボタンにサーバーサイドコマンドを呼び出すサーバーサイドコマンドの呼び出しコマンドを設定します。
サーバーサイドコマンドで「03_パラメーターを渡して起動」を選択し、2つパラメーターに「顧客」を選択するコンボボックス、「案件内容」を入力するテキストボックスのセルを設定します。

5.デバッグを実行

プロジェクトをデバッグ実行します。

手順5-1.デバッグを実行する

リボンの[ホーム]>[デバッグ]>[開始]ボタン、またはForguncy Builderの左上にある▶ボタンを押下してプロジェクトをデバッグ実行します。

作成したページがブラウザで表示されます。
顧客、案件内容をそれぞれ入力し、案件作成ボタンをクリックします。
更新ボタンをクリックすると、案件テーブルのデータを表示したリストビューにデータが追加されていることが確認できます。

Forguncyのコマンドについてもっと知る

Forguncyの開発スタートガイドやオンラインヘルプでは、今回使用したコマンドについてより詳しくご紹介しています。
こちらもぜひご活用ください。

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Forguncy(フォーガンシー)は複数のシステムと直接接続して参照・更新が行えるデータ管理機能と、Excel感覚でレイアウトができる画面デザイン機能を備えたノーコードWeb開発&運用プラットフォームです。基幹システムでは対応できず、仕方なくExcelやAccessで管理していた業務のサブシステム化を強力に支援します。

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