タスクの締め切りまでの日数を自動計算する

数式 基本編

Forguncyではセルに数式やExcelのような関数を使用することができます。
数式や関数はリストビューの中に埋め込みが可能です。数式を埋め込むことで、リストビュー内に表示している単価と税率を自動で計算させて品物ごとの税込み金額を算出させたり、単価と個数を乗算して合計金額を品物ごとに表示させたりできます。
今回は、タスクの一覧表画面を使ってそれぞれのタスクの締め切りまでの残日数をリストビューに表示する方法を解説します。

 

プロジェクトファイル
(作成バージョン:8.0.41.0)
Formula_SampleProject_before.fgcp
Formula_SampleProject_after.fgcp(実装済みプロジェクトファイル)

1.プロジェクトを確認する

サンプルプロジェクトを開いてテーブルやページの確認を行います。

手順1-1.テーブルの確認

今回は既にプロジェクトに実装されている「タスク一覧」テーブルを使用します。
テーブルにはテキスト型の「タスク名」と日付/時刻型の「締め切り」フィールドが存在しています。

手順1-2.ページの確認

プロジェクトに実装されている「タスクリスト」ページを使用します。
ページには本日の日付を表示する日付フィールドと、タスクを一覧表示するリストビューが配置されています。
※日付は演習用に2023/11/30に設定されています。
リストビューには「残日数」欄が作成されていますが、内容は空欄になっています。

2.リストビューに数式を作成

リストビューの残日数欄に本日から締め切りまであと何日かかるかを表示する数式を作成します。

手順2-1.数式の内容を確認する

今回は「締め切りの日付-本日の日付」を数式にします。
リストビュー内に数式を設定する場合、入力はテンプレート行(明細の一番上の行)のみに行います。
ただし、本日の日付はリストビューの外に表示されています。このような場合はセルを絶対参照にする必要があります。
そのため、今回入力する数式は「=K5-$E$2」となります。

絶対参照と相対参照については開発スタートガイドで解説しておりますので、詳細はそちらをご確認ください。

手順2-2.数式をセットする

「残日数」のテンプレート行にあたる「P5」セルに手順2-1で作成した数式を入力します。

手順2-3.セルの書式を設定する

そのままだと残日数列には数字だけが表示されてしまいます。
これではユーザーに優しくないので、「○日」と表示されるようにセルの書式設定を行います。
数式を設定したP5セルを右クリックし、「セルの書式設定」をクリックします。

セルの書式設定ウィンドウが開くので、以下のように設定します。

分類ユーザー定義
種類0日

 

これで、設定は完了です。

3.デバッグを実行

これでページが完成したので、プロジェクトをデバッグ実行します。

手順3-1.デバッグを実行する

リボンの[ホーム]>[デバッグ]>[開始]ボタン、またはForguncy Builderの左上にある▶ボタンを押下してプロジェクトをデバッグ実行します。

作成したページがブラウザで表示されます。
本日の日付を変更すると、残日数欄が自動で再計算されます。

4.ForguncyのUI部品についてもっと知る

Forguncyの開発スタートガイドやオンラインヘルプでは、今回使用した数式についてより詳しくご紹介しています。
こちらもぜひご活用ください。

>ノーコードWebアプリ開発ツール「Forguncy」

ノーコードWebアプリ開発ツール「Forguncy」

Forguncy(フォーガンシー)は複数のシステムと直接接続して参照・更新が行えるデータ管理機能と、Excel感覚でレイアウトができる画面デザイン機能を備えたノーコードWeb開発&運用プラットフォームです。基幹システムでは対応できず、仕方なくExcelやAccessで管理していた業務のサブシステム化を強力に支援します。

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