条件に応じて処理を分岐する

110‐03 制御| 基本編

サーバーサイドコマンドではパラメーターに渡した値やテーブル内のデータの値を条件として分岐処理を行えます。

ここでは、ページ上で選択した顧客の情報とパラメーターとしてサーバーサイドコマンドに渡し、その顧客の情報(受注データ)をCSVに出力します。 このとき、受注データの「支払い方法」の値を条件とした分岐処理を行い「支払い方法」が「クレジットカード」のデータのみCSVファイルに出力します。

プロジェクトファイルB110_variable.fgcp

パラメーターの作成

ナビゲーションウィンドウのサーバーサイドコマンドから「03_条件分岐」を開き編集します。

「パラメーター」タブを表示しパラメーターを2つ新規作成します。

変数を作成

「コマンド」タブを選択しコマンドを作成します。2つの変数を作成します。

「変数の設定」コマンドを追加し先にCSVの出力先とする変数「FilePath」を定義します。

次に「変数の設定」コマンドを追加し先に受注データの支払方法の値を格納する変数「支払方法」を定義します。

「支払方法」の変数には、パラメーターで受け渡された「顧客ID」と「受注月」の2つのフィールドでデータを抽出します。

条件分岐処理を作成

「条件分岐」コマンドを追加し条件に応じた処理を作成します。

ここでは、「支払方法」を条件とし値が「クレジットカード」のときに処理が行われる分岐を作成します。

CSV出力処理を作成

「CSVインポート/エクスポート」コマンドを条件分岐コマンドの下に追加します。
処理の種類を「エクスポート」、対象テーブルを「受注テーブル」とします。
クエリー条件として「顧客ID」にパラメーターの「顧客」と「受注月」にパラメーターの「受注月」を設定します。

また、出力先のパスには変数「FilePath」を使ったパスを設定します。

サーバーサイドコマンドの作成を完了します。

ページからサーバーサイドコマンドを呼び出す

「03_条件分岐」ページ上を開きます。

「条件抽出」ボタンを配置しサーバーサイドコマンドを呼び出す「サーバーサイドコマンドの呼び出し」コマンドを設定します。
パラメーターの「受注月」には「D2」セル、「顧客」には「D5」セルを設定します。
また、サーバーサイドコマンドが正常に実行されたかを確認するため「リターンコードセル」にページ上のセルを指定します。

結果を確認

プロジェクトをデバッグ実行し動作を確認します。
顧客をコンボボックスから選択します。「サーバーサイドコマンドの呼び出し」コマンドを設定した「条件抽出」ボタンをクリックします。正常に実行されると、リターンコードセルに指定したセルに「0」が表示され、また、指定したフォルダ「c:\\fgc\export」に指定した顧客の受注データ(CSVファイル)が出力されていることを確認できます。

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