ログ機能でデータの更新をチェックする

オペレーション　 基本編

Forguncyには、アプリケーションで行われたデータベースの更新やタスクスケジュールなどの実行処理結果、システム上のエラーなどを記録するログ機能が備わっています。
ログ機能を使いこなすことができれば、万が一のシステム不具合やセキュリティに関する問題の発生時に原因究明の一助となります。
ここでは、営業日報システムのサンプルプロジェクトを使ってデータベースの更新を行った際に出力されるログを確認する方法について解説します。

1.プロジェクトを確認する

ログ機能を使用する前に、サンプルプロジェクトのアプリケーションを確認します。
今回使用するアプリケーションは、ドリル記事「C130-01_複数のテーブルを1つのコマンドで一括更新する」でご紹介した営業日報システムと同じものです。

>関連記事：複数のテーブルを1つのコマンドで一括更新する

営業日報を作成すると、「営業活動履歴」テーブルと「営業案件リスト」テーブルが更新されるようになっています。
こちらのアプリケーションの詳細や作り方などは該当の記事にて詳しくご紹介しています。

2.アプリケーションの発行

ダウンロードしたサンプルプロジェクトをForguncy Server上に発行します。

ここでは手順のみをご紹介しますが、Forguncy Serverの役割やアプリケーションの発行については開発スタートガイドに記事がありますので、そちらを参考にしてください。　　

>関連記事：開発スタートガイド – Forguncyアプリケーションの発行

手順2-1.アプリケーションの発行作業

プロジェクトファイルを開き、「発行」タブから「サーバー」を押下します。
開いた「サーバーへ発行」ウィンドウの各項目に、以下のように入力します。

設定入力後、「接続の確認」ボタンを押下します。
生成されたアプリケーションがブラウザで開くので、以降はそちらを操作します。

3.Forguncyサーバー管理ポータルを起動する

Forguncyサーバー管理ポータルを起動します。
Forguncy Serverがインストールされていることが前提となっているため、まだの場合はヘルプを参照しインストールを行ってください。

関連記事：Forguncyヘルプ – Forguncy Serverのインストール（Windows）

起動するとブラウザが開くので、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

左ペインの「アプリ」をクリックすると、発行済みのアプリケーション一覧を見ることができます。
ここに先ほど発行した「営業メニュー」が表示されていることを確認してください。

手順3-1.ログを確認する

サーバー管理ポータルの左ペインの「設定」をクリックし、表示されたメニューから「ログ」を押下します。

デフォルトでは当日の、サーバー管理ポータルに関するログが表示されています。
ログは絞り込みができるので、以下のように設定し営業メニューアプリケーションに関するログのみを表示するように設定します。

この状態から、アプリケーションを操作することでログが貯まっていきます。
現在出力されているログの件数を覚えておいてください。

4.アプリケーションを操作する

営業メニューアプリケーションに戻り、営業日報の登録を行います。
「営業日報一覧」ボタンを押下し、一覧画面に入ります。
オレンジ色の「営業日報の新規作成」ボタンを押下するとポップアップが開くので、各項目に任意の値を設定します。

ポップアップ内の登録ボタンを押下すると、設定した値でデータベースの更新処理が行われます。

5.再度ログを確認する

サーバー管理ポータルに戻り、ログページを確認します。
「絞り込み」ボタンを押下するとページがリフレッシュされるので、ログの件数が増加していることを確認します。

任意のログの「詳細」ハイパーリンクをクリックすると、実行されたSQLの内容や処理にかかった時間を確認することが可能です。

6.Forguncyの監査ログについてもっと知る

Forguncyの開発スタートガイドやオンラインヘルプでは、今回使用した監査ログ機能についてより詳しくご紹介しています。
こちらもぜひご活用ください。

＞開発スタートガイド – アプリの履歴をチェックする監査ログ機能

＞オンラインヘルプ – テーブルの監査ログ設定