150-01 オペレーション | 基本編
Forguncyには、アプリケーションで行われたデータベースの更新やタスクスケジュールなどの実行処理結果やシステム上のエラーなどを記録する「ログ機能」が備わっています。
ログ機能を使いこなすことができれば、万が一のシステム不具合やセキュリティに関する問題の発生時に原因究明の一助となります。
ここでは、サンプルプロジェクトの営業日報システムを使ってデータベースの更新を行った際に出力されるログを確認する方法について解説します。
プロジェクトファイル | O150-01_check-log_a.fgcp(実装済みプロジェクトファイル) |
プロジェクトを確認する
ログ機能を使用する前に、サンプルプロジェクトのアプリケーションを確認します。
今回使用するアプリケーションは、「C130-01_複数のテーブルを1つのコマンドで一括更新する」の記事でご紹介した営業日報システムと同じもので、営業日報を作成すると、「営業活動履歴」テーブルと「営業案件リスト」テーブルが更新されるようになっています。こちらのアプリケーションの詳細や作り方などは該当の記事にて詳しくご紹介していますので、そちらをご覧ください。
アプリケーションの発行
ダウンロードしたサンプルプロジェクトをForguncy Server上に発行します。
ここでは手順のみをご紹介しますが、Forguncy Serverの役割やアプリケーションの発行については開発スタートガイドに記事がありますので、そちらを参考にしてください。

プロジェクトファイルを開き、「発行」タブから「サーバー」を押下します。
開いた「サーバーへ発行」ウィンドウの各項目に、以下のように入力します。
- サーバー:Forguncy Serverがインストールされているコンピューター名(マシン名)、URL、もしくはIPアドレス
- ユーザー名:Administrator
- パスワード:Administratorのパスワード(既定の場合は123456)
- アプリケーション名:営業メニュー

設定入力後、「接続の確認」ボタンを押下します。
生成されたアプリケーションがブラウザで開くので、そのままに開いておきます。
Forguncyサーバー管理ポータルを起動する
Forguncyサーバー管理ポータルを起動します。Forguncy Serverがインストールされていることが前提となっているため、まだの場合はこちらのヘルプを参照しインストールを行ってください。起動するとブラウザが開くので、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

左ペインの「アプリ」をクリックすると、発行済みのアプリケーション一覧を見ることができます。
ここに先ほど発行した「営業メニュー」が表示されていることを確認してください。

ログを確認する
サーバー管理ポータルの左ペインの「設定」をクリックし、表示されたメニューから「ログ」を押下します。

デフォルトでは当日の、サーバー管理ポータルに関するログが表示されています。
ログは絞り込みができるので、以下のように設定し「営業メニュー」アプリケーションに関するログのみを表示するように設定します。
- 日付:当日
- アプリケーション:営業メニュー

この状態から、アプリケーションを操作することでログが貯まっていきます。現在出力されているログの件数を覚えておいてください。
アプリケーションを操作する
「営業メニュー」アプリケーションに戻り、営業日報の登録を行います。
「営業日報一覧」ボタンを押下し、一覧画面に入ります。オレンジ色の「営業日報の新規作成」ボタンを押下するとポップアップが開くので、各項目に任意の値を設定します。

ポップアップ内の登録ボタンを押下すると、設定した値でデータベースの更新処理が行われます。
結果を確認
サーバー管理ポータルに戻り、ログページを確認します。
「絞り込み」ボタンを押下するとページがリフレッシュされるので、ログの件数が増加していることを確認します。

任意のログの「詳細」ハイパーリンクをクリックすると、実行されたSQLの内容や処理にかかった時間を確認することが可能です。
