200‐01 基幹システム連携| 活用編
このサーバーサイド処理はサーバーサイド処理の活用シナリオにある「CSVのマスターデータを定期インポート」の具体的な作成方法を解説したものです。
処理を定期実行することで、特定のフォルダーにある商品マスターデータ(CSVファイル)をアプリケーションの「商品マスター」テーブルに自動で取り込みを行います。
プロジェクトファイル | S200-01_regular-import_b.fgcp S200-01_regular-import_a.fgcp(実装済みプロジェクトファイル) |
サンプルデータ | S200-01_m_product.csv |
定期実行処理の作成
プロジェクトを開き、リボンの「作成」メニューから「スケジュールタスク」を選択し「スケジュールタスクマネージャー」を表示し、新規にスケジュールタスクを作成します。

トリガーの設定
トリガータブを開き、毎日23時に1回実行されるトリガーを作成します。
- 「毎日」を選択し「間隔」を「1日」に設定
- 「開始」の時刻を「00:23:00」に設定

動作確認のためのスケジュール設定
上記設定では毎日23時にスケジュールタスクの処理が行われるため、テスト結果をすぐに確認する場合はトリガーの設定を変更してください。
処理コマンドの作成
コマンドタブを開き、「CSVインポート/エクスポート」コマンドを追加します。指定フォルダーに配置されたCSVファイルをインポートする処理を以下の通り作成します。
- 「処理の種類」を「インポート」に設定
- 「対象テーブル」を「商品マスター」に設定
- 「インポートモード」を「マージ」に設定
インポートモードをマージに設定すると
インポート先のテーブルに存在するデータは追加されず差分のみが追加されます。データが存在するかどうかは、「一意となる列」でチェックした項目で判断されます。
- 列の関連付けの定義で「商品コード」行の「一意となる列」をチェック
- 列の関連付けの定義で「ID」行を選択し、「列の関連付け定義の削除」ボタンをクリックし削除
商品マスターテーブルのID列は自動で番号が生成されるためCSVファイルからはデータを取り込みません。 - 「CSVファイルのパス」に取り込み用のファイルパス「c:\fgc\import\200-01_活用編_商品マスター.csv」を入力
CSVファイルの配置
上記で設定したパスにサンプルデータの「200-01_活用編_商品マスター.csv」ファイルを配置しておきます。

結果確認用のページの確認
「商品一覧」ページを開きます。
ページには「商品マスター」テーブルをデータ連結したリストビューが配置してあります。
また、スケジュール実行による結果を確認するためページをリロードするハイパーリンクとして「ページの再読み込み」も配置してあります。

結果を確認
プロジェクトをデバッグ実行し動作を確認します。
スケジュールタスクの実行後、「ページの再読み込み」をクリックするとCSVファイルから取り込んだ商品マスターのデータが追加されていることを確認できます。
また、「インポートモード」を「マージ」に設定しているため、複数回スケジュールタスクが実行されても商品マスターにはデータが重複して取り込まれないことも確認できます。
